カタールで交通事故に遭った時の対処法まとめ

車が毎日の生活に必須で、交通事故率の高いカタール。毎日のように運転していると、やはり事故に遭うこともあります。
私も傷はつかなかったものの追突されたのが2回、修理を要した追突が1回、駐車場で知らない間にガッツリ傷を付けられたことが1回、駐車場での自損事故が1回(ちなみに新車購入後1ヶ月)…と、結構な頻度で事故に遭ったり起こしてます。

事故に遭った時は動揺して平常心を失いやすいものですが、予め事故の対処法を頭に入れておけば、何とか冷静に対応できます。

自損事故の対処

カタールでは、塗装を直す修理には交通警察(Traffic Department)への届出が必要です。
自費でちょっとした傷を直したいという場合でも、事故現場の最寄の交通警察に行き、届けを出します。
いつの間にか出来た傷で、現場がどこか分からない場合は、自宅の最寄の交通警察へ。
ちなみにEリングロード沿いにある Old Airport の交通警察署は、マイナーな事故は朝11時までしか受け付けてくれません。

自動車保険がフルカバータイプの場合は、自損事故でも保険が適用されますが、新車購入時から1年以上経っていると、ディーラーのガレージでは修理できず、保険会社が指定するガレージでの修理になります。

マイナーな事故で、相手が分からない、または逃走した場合

まず、事故現場の写真を撮っておきましょう。
次に事故現場の最寄の交通警察へ行きます。(なるべく事故発生から24時間以内)
警察署によっては、捜査課(Investigation)へ行くように言われます。
事故の状況と、相手の車両について知る限りの情報(登録番号、車種、車体の色)を伝え、受理されると、1週間後にまた来るように言われます。

1週間後、相手が見つかれば、警察が相手の自動車保険で修理が出来るよう処理してくれますが、相手が見つからなかった場合は、自分の保険がフルカバータイプなら自分の保険で修理、でなければ自費で修理となります。

保険で修理する場合、警察の事故処理から1週間後(SMSで通知が来ます)に保険会社へ行き、手続きをします。
保険会社へ行く際も、事故の写真、車体の傷がわかる写真を持って行くと手続きが早いです。
何処のガレージで修理したいか聞かれますが、2年目以降はディーラーのガレージでは修理できません。

マイナーな事故の場合

車を直ぐに路肩など、交通を妨げない場所まで移動させ(移動させないと交通違反となり罰金が科されます)、車の写真を撮り(相手の車の登録番号、車種と車体の色が分かる写真も)、相手と連絡先を交換します。

どちらに過失があるか合意している場合

どちらに過失があるかが明らかで合意している場合は、MOIのアプリ”Metrash2″でその場で交通警察へレポートができます。
新しい方法なので、私もまだアプリで事故のレポートをしたことは無いのですが、E-Governmentサイトによれば、アプリの”Traffic Services”のリストから”Report Accident”を選択すると、スマホの位置が事故現場の位置として表示され、双方の車のナンバー、ドライバーのID番号、携帯電話の番号を入力したり、事故の写真をアップロードして送ると、その後の指示はSMSで送られるようです。
使う機会があったら(無いほうがいいのですが)、記事をアップデートします。

アプリを使わない場合は、一緒に最寄の警察署に行き、事故の届け出をしましょう。
直ぐに行けない場合は、なるべく早いうちに待ち合わせて一緒に行きます。
ただ、相手が信用に足る人物ならいいのですが、先に警察に行かれて、逃走したと報告されると面倒なことになりますので、出来れば直ぐに行きましょう。

どちらに過失があるか揉めている場合

その場で警察に電話(番号は999)するか、直ぐに最寄の警察署に一緒に行きましょう。事情により直ぐに警察に行けずに待ち合わせて行く場合も、24時間以内に待ち合わせ時間を設定し、相手が現れなければ、逃走したとして警察に届け出ましょう。

相手がアラビア語が話せる場合、相手が自分の都合の良いように警察に話すことがありますので、アラビア語が話せる人に来てもらうと良いですが、追突など、事故の状況から明らかに相手に重大な過失がある場合は、不利になることは無いかと思います。
最近はどの警察署にも、英語の通訳がいますので、アラビア語が話せる人を連れて行けない場合は、通訳をお願いしましょう。

また、それまでの交通違反の履歴で警察の心証が変わるようなので、普段から交通違反はしないように気をつけましょう。

大きな事故に遭った場合

大きな事故の場合、直ぐに警察に電話します。けが人がいる場合は救急車も呼びます。
番号は警察も救急車も 999 です。
警察が来るまで、安全な場所で待ちましょう。現場検証のために、車は動かさないでおきます。

警察が到着したら、警察官に免許証、車の登録カード、保険のカード(保険会社によって違うかもしれません)を提示し、事故の状況を説明します。

現場検証後、SMSで事故の番号と保険会社(保険会社の名前が書かれてます)へ行くようにというメッセージが来ますので、保険会社へ行き、保険の書類を受取り、それを持って修理工場へ行きます。

注意事項や知っておくと役立つ情報

  • 警察官と話す時は、敬意を持って、事故でパニックになっていたとしても、なるべく感情を出さずに冷静に話すよう心がけましょう。
    全く得にならないどころか不利になるので、怒鳴ったり、失礼な言葉遣いは慎みましょう。
  • 色んな噂とは裏腹に、警察は平等に扱ってくれますので、ローカルと事故になっても、そんなに心配しなくて大丈夫です。
  • 内容が分からないアラビア語の書類には絶対にサインはしないように。
  • 自動車保険はフルカバータイプがおすすめです。駐車場でぶつけて逃げられても3割自己負担とはいえ、カバーされるのは大きいです。
  • 相手の自動車保険で修理できる場合、保険会社にもよるとは思いますが、ディーラーのガレージで修理する場合、工賃の2割が自己負担になりました。
    工賃は会社にもよりますが、マツダの場合はバンパー交換と後ろのドアの凹みと塗装で自己負担は約200QRでした。部品代は全額カバーされますし、安心のためにディーラーでの修理をおすすめします。
  • IDカード、運転免許証、車の登録カード、自動車保険のカード、スマホは常に携帯しましょう。
  • カタールではスピード違反や信号無視などの交通違反がカメラでチェックされており、MOIのウェブサイトや、アプリMetrash2で、登録番号か所有者のカタールIDを入れると、交通違反の有無と内容、罰金が確認できます。罰金は1ヶ月以内に支払うと半額になるので、マメにチェックして早めに支払いましょう。
  • 信号無視の罰金は6000QR(約18万円)と高額なので、信号が変わりそうな時は無理せず停止しましょう。停止しても、停止線を越えてしまった場合はカメラが作動しますが、後ろの車に注意しながら停止線より前までバックすれば大丈夫です。

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