ラマダン期間中は普段と何が違うのか、11の違いを解説

5月26日の夜からラマダンが始まり、本日27日から断食が始まりました。
ご存知の方も多いかも知れませんが、ラマダンは日の出から日没までの間、
イスラム教徒は飲食と喫煙が出来ません。

水も飲めないなんて大変そうに思いますが、イスラム教徒は習慣になっているので、
最初の何日かは体が慣れるまで大変ですが、その後は何ともなくなるそうです。
イスラム教徒にとってはおめでたい行事なので、皆、ラマダンを楽しみにしています。

水を飲むのも日没から!

カタールではラマダン期間中は何が普段と違うのか?

1.日中は公共の場での飲食・喫煙禁止

イスラム教徒でなくとも、日中(日の出から日没まで)の間、公共の場(オフィスやショッピングモール、路上など)での飲食と喫煙が禁止になります。法律で禁止されていますので、最悪、罰金や禁固も有り得ます。
うっかりしがちですが、車の中も公共の場に含まれますので、どうしても我慢できない時は、身を伏せるなりして、隠れて飲みましょう。

2.街の飲食店も日中は閉まる

カタールでは街の飲食店は日中は営業できません。一部、日中もテイク・アウエイの営業はしているお店もありますが、殆どはテイク・アウエイも夕方5時ぐらいからの営業で、店内での飲食が出来るのはイフタールの時間からです。(入店と注文は午後6時ぐらいからできます。)

ドバイなど飲食店が日中も営業できる国もありますが、カタールでは国際ホテルの飲食店のみ、日中の営業が許されています。

3.ライセンスがある飲食店でも酒類の販売禁止

普段、お酒が飲めるレストランでも、ラマダン期間中は酒類を提供できなくなります。
お酒がメインのバーやナイトクラブは休業に入り、イード(ラマダン明け祝日)2日目から営業再開できます。
レストランでも休業に入るところが多く、ラマダン中に営業しているのは各ホテル1~2箇所+ラマダンテントぐらいになります。
また、カタール唯一の酒屋QDCもラマダン期間中は休業、イード2日目から再開します。

どうやら、ホテルのルームサービスでは酒類の注文が出来るらしいのですが、この場合も飲んだらホテルのロビーなど公共の場には出ないことをおすすめします。ラマダン期間中に酒に酔ってイスラム教徒とトラブルを起こしたら、かなり面倒なことになると思われますので。

4.コンサート等のイベントが無くなる

ラマダン期間中はポップ音楽のコンサートなど世俗的なイベントは禁止になります。変わってラマダン期間中ならではのイベントがカタラやスークワキーフなどで開催されます。

5.勤務時間は1日6時間に短縮

断食するイスラム教徒に配慮し、勤務時間が短くなります。民間では週36時間が上限(普段は48時間)になり、通常は週6日勤務なので1日あたり6時間になります。公務員は1日5時間で週5日勤務なので、勤務時間はかなり短いです。イスラム教徒でなくても適用されます。

勤務時間が短くなっても、給料は変わらないので、働いている人はイスラム教徒でなくてもラマダンを楽しみにしています。従業員を通常通り8時間勤務させる場合は、2時間分の残業代を支払わなければなりません。また、イスラム教徒には残業は強制させられません。

6.銀行や病院、お店の営業時間が変わる

銀行と病院などは朝の営業と夜の営業に分かれます。
お店の営業時間は夕方4時ぐらいからのところが多いです。
ドーハ・ニュースのサイトにラマダン中の営業時間のまとめがあります。

7.道路が混む時間帯が変わる

勤務時間帯が変わるので、朝の渋滞が緩和され、公務員の勤務開始の朝9時前が一番混む時間帯になります。
その後、公務員の勤務終了の午後2時頃に若干混み、夜のお祈りの後ぐらいの時間(午後8時過ぎ)ぐらいから渋滞し出します。ショッピングモールが混むのも午後9時ぐらいからです。

8.いつもよりイスラム教徒に配慮する

ポップ音楽を大音量でかけたり、肌の露出が多い服を着るのは禁止です。
普段から肌の露出が多い服装は禁止されていますが、ラマダン期間中は厳しくなります。
たまに、新しく来た人なのか、背中が開いている服を着てブラが見えてる人とか、
ノースリーブとか、胸元が開いていて谷間が見える人とかいますが、
警察に見つかったら、罰金刑になりますから…!

9.食料品や日用品が安くなる

ラマダン中は普段より食料品などの消費が多くなるので、
(親族でイフタールとかラマダンテントで食事を提供したりするため)
スーパーは食料品や日用品を普段よりも安い価格で販売するように政府に指導されます。
(普段の政府価格の食料品と同じく、補助金が出ているのかも)
何箱かまとめてセットになっていたりはしますが、普段よりもお得に買い物ができます。

衣類や家具など、食料品以外もラマダン・セールをするお店が多く、
夜のショッピングモールは買い物をする人で普段より賑わいます。

10.ラマダン・テントと食事会

個人やモスク、チャリティー団体などが、貧しい人などに食事を無料で振舞うラマダン・テントが街のいろんな場所で見られます。

また、ホテルでは美しい内装のラマダン・テントでイフタール・ブッフェやスフール・ブッフェが食べられます。

ローカルの会社を中心に、イフタールの食事会をする会社も多いです。

11.普段より何もかもがスローになる

お役所も会社も時間は短くなるものの、開いているにも関わらず、
イスラム教徒は毎日深夜まで出歩いたり食事会に出ており、
日中は断食で頭が働かないのか、お祭り気分でやる気が出ないのかは定かではありませんが、
普段以上に何もかもがスローになり、
イスラム教徒以外もつられてスローになるのか、
納期は普段の倍以上になります。

お役所に行く用事がある場合も、朝一番乗りで行くぐらいでないと、
混んで受け付けてもらえなくなったりします。
なので、可能ならばラマダン前に用事を済ませましょう。
(って、今年はもう遅いですね。すみません。)

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