カタールのガソリン価格が8年前の2倍に!

1月末に2017年2月のガソリン価格が発表され、
ハイオクが1.55 QR → 1.65 QRに、
レギュラーが1.50 QR → 1.55 QRに値上げされました。
主人が初めてカタールに来た8年前はハイオクが 0.8 QR!だったので、
2倍以上に値上がりしたことになります。
※QRはカタール・リアル(1QR=約31円)。

カタールのガソリン価格の急激な値上がりは2016年1月から始まった

カタールのガソリン価格は、2011年1月にハイオクが 1 QR、
レギュラーが 0.85 QR に値上げされて以来、
2016年1月に値上げされるまで、ずーっと同じ価格でした。

ちなみに、どのガソリンスタンドに行っても同じ価格です。

2016年1月に、先に値上げしたオマーンやサウジアラビアを追うかのように、
突如、ガソリン価格の値上げが発表され、
前夜には少しでも安く給油しようとする車の列が出来ていました。
このとき、ハイオクが 1.30 QR、レギュラーが 1.15 QR になりました。

その後、2016年5月から、ガソリンの価格が相場にあわせて毎月変わることになり、
5月は据え置かれたものの、6月から毎月 0.05~0.10 QR ずつ上がり続けています。

それでもカタールのガソリン価格は日本の半分以下

8年前の2倍になったとはいえ、現在の為替レートが1 QR=約31円なので、
ハイオクが約51円、レギュラーが約48円と、まだまだ日本の半分以下と激安です。

カタールでは、ガソリン代の安さと交通事故の多さから、大型の車が好まれ、
3~5リッター台の大型SUV車やピックアップ・トラックに乗る人が多いのですが、
今後は2リッター台のセダンや小型SUVに乗り換える人が増えそうな予感がします。

うちにも3.8Lのパジェロが一台ありますが、これを満タンにするのに、
2015年末までは2000円強だったのに、今では4000円近くかかり、
週1回以上の頻度で給油するので、家計への影響も無視できなくなってきました。

原油価格が下がると、産油国のガソリン価格が上がる

カタールだけではなく、他のGCC諸国も2015年末から2016年1月にガソリン価格を値上げしています。

産油国では、ガソリンを政府の補助金で原価以下の価格で販売しているところが多いのですが、
このところの原油安で、どの国も政府の財政状況が悪化、補助金を減らさざるを得なくなり、
ガソリンが値上げされたという経緯があります。

カタールでは、ガソリン以外に一般的な食品や医薬品も政府補助金で安くなっているそうですが、
こちらは今のところ、補助金が減らされたりはしていません。

電気・水道代も政府補助金で安くなっているのですが、2015年9月に値上げされています。
あわせて電気と水の無駄遣いに対する罰金も値上げされました。

日中に戸外の明かりをつけっ放しにしていると、罰金10,000QR(約31万円)。
ホースの水で洗車したり、水漏れを放置していると、罰金20,000QR(約62万円)。

2017年も財政赤字が続く見通しも、積極的にインフラ投資

原油安による政府歳入減のため、カタールは2016年に15年ぶりに財政赤字(約128億ドル)になりましたが、
昨年末に発表された2017年予算でも、約78億ドルの財政赤字になるとの見通しです。

カタール政府には、それまでの財政黒字で積み上げた金融資産があり、
数年は財政赤字が続いても債務超過にならずに持ちこたえられるのですが、
将来を見据えて、電気水道やガソリンへの補助金削減などの歳出削減をしています。
また、2018年からはGCC6ヵ国で5%の付加価値税が導入される予定となっています。

2017年予算の歳出の半分近くが、道路やメトロ、空港などのインフラ整備や、
2022年サッカー・ワールドカップのためのスタジアムの建設費に充てられており、
財政赤字でも、必要なインフラ整備は進めていくという政府の方針は変わりません。

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